イーハトーブ東北がご提案するツアーのご紹介を致します。

いわての秋とものづくり、食の循環を体験する

余剰水田で栽培したオーガニック米や、りんごの搾りかすを、発酵の力で化粧品雑貨の原料として再生し、資源を循環させるファーメンステーション。米やりんごからうまれた発酵粕は、ニワトリや牛のえさとしても利用されています。この循環の現場や発酵のラボ、古刹、南部鉄器の工場を回ります。

※写真は実際の体験内容と異なることがあります。

訪問先紹介

【米の循環から生まれた新米を楽しむランチ】

奥州市で取り組み米の地域循環は、JAS有機米の栽培からスタート。米発酵エタノールや鶏のエサになり、さらに鶏糞を肥料にした食用米「マイム米」へ、米から米へ循環の輪がつながりました。
今回のツアーでは令和元年産とれたての「マイム米」を米のもみ殻を燃料に炊く南部鉄器のご飯釜「ぬか釜」で炊きます。
地元のお母さんが漬けたお漬物や、郷土料理のはっとなどもお楽しみいただけます。
ランチタイムには、南部鉄器の鋳造元であり、ツアー2日目に工場見学を予定している「及川鋳造」のディレクター・橋本太郎さんのトークセッションを行います。

【ファーメンステーション】

ファーメンステーションは「発酵で楽しい社会を(Fermenting a Renewable Society)！」をミッションに、発酵技術で循環型社会を構築していくスタートアップです。岩手県奥州市にて、独自の発酵・蒸留技術で提携農家が作ったオーガニック米を活用したオーガニックエタノール発酵粕を製造。100％天然由来、かつトレーサブルな原料で、化粧品や雑貨の原料として大手化粧品メーカーに販売するほか、オリジナル商品の企画販売を実施しています。エタノール製造過程で生成される副産物は、化粧品原料だけでなく地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞を水田や畑の肥料に利用。廃棄物ゼロで環境への負荷が低い地域循環型事業を実現しています。このサステナブルな取り組みは農作物生産にも広がり、地域に観光客を呼び込むコンテンツとなっており、農家と協働でイベントなども展開しております。

【リンゴの搾りかすから始まる循環】

ファーメンステーションとJR東日本スタートアップの協業プロジェクトで始まった地域循環の取り組み。
JR東日本グループの株式会社JR東日本青森商業開発が運営する青森駅隣接のシードル工房「A-FACTORY」(エーファクトリー)の製造工程で発生するリンゴの搾りかすからファーメンステーションが、リンゴエタノールを抽出、このエタノールを原材料としたアロマ製品「MUSUBI」を商品化しました。
エタノール抽出の過程で出来た発酵粕は岩手県奥州市の松本養鶏場や、雫石町の㈱重次郎が飼育する「ジャー黒牛」の肥料として利用することで「循環型社会」の実現に向けた循環モデルの構築にも取り組んでいます。

【ジャー黒牛を楽しむランチ】

雫石町で飼育されたジャージー牛と黒毛和牛を掛け合わせたもので、飼育頭数が少なく、ほとんど流通していない希少な牛肉です。ジャージー牛の赤身に黒毛和牛の上質な脂が入り、さっぱりした味わいが特徴です。
飼料には、ファーメンステーションがリンゴの搾りかすからエタノールを抽出した後に残る発酵粕を与えており、リンゴ由来の香りも相まって、嗜好性が高いエサとなっています。9月には、このジャー黒牛の肉を楽しむイベントがホテルメトロポリタン盛岡で開催され、大変好評でした。また、2019年7月6日(土)から9月29日(日)までの3か月間、JR東日本が運行する東北レストラン鉄道「TOHOKU EMOTION」において、ホテルメトロポリタン盛岡が監修するランチコースの特選素材として採用されています。今回はこのジャー黒牛を楽しむ特別ランチをご用意させていただきます。
※ジャー黒牛については、JR東日本盛岡支社ホームページ内の「いわて食材発信プロジェクト」のコンテンツ「シェフの食旅」にて動画が公開されています。

ツアー概要

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